耕運機と管理機
耕運機(こううんき)は、基本的(きほんてき)には畑(はたけ)や田んぼ(たんぼ)を耕す(たがやす)為(ため)に使わ(つかわ)れる機械(きかい)です。ですが、近年(きんねん)はそれ以外(いがい)にも様々(さまざま)な農業(のうぎょう)に関(かん)する作業(さぎょう)を行え(おこなえ)るようになり、多機能化(たきのうか)しています。そこで、最近(さいきん)はそういった多機能(たきのう)型(がた)の耕運機(こううんき)を、耕す(たがやす)昨日(きのう)に特化(とっか)した従来(じゅうらい)の耕運機(こううんき)と区別(くべつ)する為(ため)に、管理(かんり)機(き)と呼ぶ(よぶ)ようになりました。意味合い(いみあい)的(てき)に言う(いう)と、管理(かんり)機(き)の方(ほう)が凄く(すごく)て高価(こうか)な機械(きかい)のように思わ(おもわ)れますが、実際(じっさい)には耕運機(こううんき)と管理(かんり)機(き)はほとんどセットで扱わ(あつかわ)れています。よって、認識(にんしき)としては耕運機(こううんき)=管理(かんり)機(き)という感じ(かんじ)でも構わ(かまわ)ないかと思い(とおもい)ます。最近(さいきん)の耕運機(こううんき)は結構(けっこう)何でも(なんでも)できるので、耕す(たがやす)というよりは畑(はたけ)や田んぼ(たんぼ)を管理(かんり)する為(ため)の機械(きかい)だから管理(かんり)機(き)としよう、といった感じ(かんじ)でそう呼ばれる(よばれる)ようになったのでしょう。呼び方(よびかた)はさておき、管理(かんり)機(き)というのは事実上(じじつじょう)耕運機(こううんき)の次世代機(じせだいき)といった感じ(かんじ)です。耕運機(こううんき)が様々(さまざま)な機能(きのう)を付加(ふか)した事により(ことにより)、農業(のうぎょう)のあり方(ありかた)はまた違った(ちがった)形(けい)になってきています。人力(じんりき)の負担(ふたん)をできるだけなくし、機械(きかい)でほとんどの事(こと)をできるようになりました。これには、農家(のうか)のほとんどがお年(おとし)を召し(めし)た方(かた)となった現状(げんじょう)と、少し(すこし)でも多く(おおく)の若者(わかもの)を農業(のうぎょう)に関わら(かかわら)せたいという農業(のうぎょう)界(かい)全体(ぜんたい)の意図(いと)が見え(みえ)ます。より近代的(きんだいてき)に、より楽(らく)にという方向(ほうこう)に向かっ(むかっ)ているんですね。これは文化(ぶんか)そのものの進化(しんか)の過程(かてい)と同じ(おなじ)モチベーションなので、怠慢(たいまん)とか媚(こび)とかそういった類(るい)のものではありません。自然(しぜん)とこういった流れ(ながれ)になるものなのです。恐らく(おそらく)近い(ちかい)将来(しょうらい)、耕運機(こううんき)という言葉(ことば)はなくなり、管理(かんり)機(き)で統一(とういつ)されるのではないでしょうか。
耕運機
耕運機は、基本的には畑や田んぼを耕す為に使われる機械です。
耕運機